2018 気仙沼図書館・気仙沼児童センター

2018 気仙沼図書館・気仙沼児童センター

所在地: 宮城県気仙沼市
施主:  気仙沼市
規模:  敷地面積 7,664.57㎡
     建築面積 1,874.95㎡
     延べ面積 3,301.02㎡(図書館2,757.52㎡ 児童センター463.88㎡)
構造:  RC造一部S造 地上3階

つながりを再編・強化する
2011年を境に、場の記憶を様変わりさせないことをめざしました。
大震災で損傷を受けた旧図書館の、港から遠望できた桜の樹林越しシルエットをほぼ再現。エントランスの向き、2階へ上がる階段の見え方、書架の間から桜が見える景色なども、かつての記憶に重なるように配慮しました。地続きの小学校からみると、新館がこの地の守り神のような4本のスズカケノキに寄り添う形をしているのも良くわかります。
祖父母に手を引かれて来る子どもたちは、いずれ自分の子どもを、そして孫に囲まれ訪れるようになる…。その子にとって、5代にも渡る家族の思い出、あるいは関わりのあった人々との記憶を辿れる場所、気仙沼に住み続ける愛着を感じとれる場所…。そうなることが、この建築の使命です。
よって、歴史を尊重すると同時に、未来も志向します。
気仙沼の将来を託す子どもたちの領域は1階を中心に、「図書館」と「児童センター」の境をあいまいにして、回遊性を持たせます。スズカケノキと共存するように張り出た2つのウィングが「森のひろば」をつくっています。事務室も一体化され、協働が日々深化しています。
2階は「図書館」の一般図書エリアを中心とし、中央階段を上がったところにティーンズコーナーがあります。海事水産や郷土資料など、気仙沼を再確認し、創生をつなげていくためのエリアもまとまっています。
インテリアの一部(家具サインのアクリルのエッジなど)が、角度により優しい光を帯びて見えたり、反射を繰り返した光が柔らかにブレンドされるなど、「気持ちを明るくする光の心理的効果」にもこだわっています。
 

Date

2018年08月22日

Categories

教育・文化
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株式会社岡田新一設計事務所は、都市や建築の調査、研究、計画、設計、工事監理をトータルに手掛けます。平成26年10月に岡田新一、平成28年10月に岡田弘子 が他界した後、その薫陶をともにした精鋭たちにより継承されており。現在は津嶋功と柳瀬寛夫の社長2人体制で、これからも良質な建築を提案、設計し続けてゆきます。

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