北九州市総合保健福祉センター

KITAKYUSHU GENERAL HEALTH CENTER 1999
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所在地:福岡県北九州市
規 模:敷地面積   4,107m2
    建築面積  2,762m2
    延べ面積 17,704m2
構 造:SRC造
    地上8階/地下1階


都市空間における新しい福祉空間を創造するため、小倉の都市構造をコミュニケーションの場として建築空間に取込む提案を行った. この施設には保健所、医師会、リハビリセンター、夜間休日急患センターなど様々な機能が混在する. それら相互のコミュニケーションを円滑にする小さな吹抜け空間を「チーズホール」と称して散りばめた.
在宅中心になっていく今後の福祉介護サービスを考慮すると、このような施設は日常的空間であるべきである. そのためには情報を発信する機能をできるだけ目に付きやすいところに置きたい.ここでは福祉介護機器を展示するテクノエイドセンタ−を歩道に面した1階に配置し、往来する人々へのアピールを高めている.
オフィス空間においては床から天井までの全面開口とし、明るく開放的な空間とした.大型引戸によりバルコニ−を室内空間の一部として「縁側」のようにデザインしている.バルコニーへの出入りは車椅子利用者にも支障のないよう段差をなくし、開閉ハンドルを大きくすることによってスムーズな出入りを実現した.九州の地域気候を踏まえ、夏を旨とする環境に配慮したデザインを行った.バルコニーによる庇効果、ル−バ−の日除け効果により、オフィス空間まで直射日光が入ることがない。外部側で熱負荷を軽減し、大型引戸による自然通風も活用するため、省エネルギー効率の高い建築となっている.