東京大学医学部附属病院入院棟

TOKYO UNIVERSITY HOSPITAL WARD 2001
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所在地:東京都文京区本郷7-3-1
規 模:敷地面積  80,377m2
    入院棟   65,637m2
構 造:SRC造
    地上15階/地下3階 
病床数:1,301床
<医療機能の分散化>
病室でのポータブルX線撮影など、患者中心の医療サービスを考慮して機能を分散化した。日本で最初の<中央化>を実現した東大が今新たな<分散化>にあることは興味深い。
<窓側にトイレシャワーユニット>
廊下側を大きく開けることにより看護の目が行き届き、ベッド搬送を容易とし、看護しやすい病室を意図した。インテリアは腰壁に木の風合いを生かした素材を採用し、間接照明のもと、落ち着いたゆとりある病室空間を目指した。
<オープンスタッフステーション>
オープンなスペースにフレキシブルな家具・機器レイアウトが可能なようにOAフロアを採用。看護部との綿密な打ち合わせによる<機能をデザインしたシステム家具>を配置することにより、チームナーシングを可能とするスタッフステーションを構成している。
<倉庫のない物品供給システム>
スタッフステーションはトレー収納、カート収納を中心に、リネン類などはナースサーバー収納(病棟廊下の壁面収納)とし、SPDで一元的な物品供給管理を行うことを原則にしている。診療材料のセット化、携帯端末による実施入力など医療情報との連携によって可能となる。
<都市への連携>
レストラン、喫茶、花屋など街の賑わいがあり、読書をしたり、テラスでひなたぼっこをしたり…。また、ベッドから起きあがることのできない患者にはくつろげる病室、窓から見える上野公園の景色。普段の生活を享受できる環境を都市環境の連続としてとらえたい。ICUの窓から見える旧岩崎邸のたたずまいは患者だけでなく、スタッフの安らぎでもある。